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「黄金ノ国ノ味噌ラーメン ジパング」編 レポート2

新たなる「黄金の味噌ラーメン」を作る為、マエストロ達が行き着いた答えーそれは“味噌ラーメンの原点”だった!!

2011年冬の新商品が「黄金の味噌ラーメン」の進化系と決定し、味噌の吟味やスープの改良に取り組む花月嵐ラーメンマエストロ達であったが、方向性がなかなか定まらず、開発は難航していた。
イノウエ「これという決め手に欠けるんだよな…」

そんなマエストロ達を襲ったのが、東日本を震源に発生した未曾有の大震災。
テレビや新聞で連日報道される現地の光景にマエストロ達は言葉を失った。

東京の開発ルームは被害こそなかったものの、震災のことが頭から離れず開発に没頭できない日々が続いた。
ダイサク「これから被災地の復興はどうなるんですかね?」

フジサキ「黄金の味噌ラーメンが出る頃は、冷たい風が吹く季節になりますよね…」
イノウエ「そうだよ!!こんな時だからこそ、体も心も芯から暖まる味噌ラーメンを作ろう!!」
体も心も芯から暖まる味噌ラーメンを作る…彼らの思いは一つとなった。
そして最後にマエストロ達が辿りついた答え、それは味噌ラーメンの原点”札幌味噌ラーメン”であった!!

『札幌味噌ラーメン』!!
『味噌ラーメン』の起源”札幌味噌ラーメン”は、昭和二十年代の終わりに『味の三平』というお店に来ていた単身赴任の男性客が、おふくろの味を求め「味噌汁に麺を 入れて欲しい」と店主大宮氏に言ったことがきっかけと言われています。 それを機に氏の味噌ラーメン開発が本格的に始まり、30年代半ばにはメニューに加えられ、瞬くまに『味噌ラーメン』は道内に広がりました。その後、インスタンラーメ ン『サッポロ一番みそラーメン』の登場により、その知名度は日本全国に急激に広がりました。まさに『札幌味噌ラーメン』は今日で言うところのご当地ラーメンの草分け的な存在だったようです。

さらにマエストロ達は味噌の旨味を際立たせる為、生姜を具材に加えた。
生姜は冷えた身体を温める効果もあり、お客様により暖まってもらいたいというマエストロの想いがラーメンに反映されていった。

こうして遂に完成した試作品。果たして意図したラーメンに仕上がっているのだろうか?彼らの顔はいつにも増して緊張していた。

試食会での評価はすこぶる好評だった。
安堵の表情を浮かべ、マエストロ達は「これなら心も体も暖まる一杯として喜んでもらえる!」と手応えを感じていた。

デコライターは完成したラーメンにふさわしいネーミングを思案していた。
北海道発祥の味噌ラーメン、そしてちょうどその頃ワールドカップで優勝し、日本中に感動と元気を与えた“なでしこジャパン”にあやかり、一時商品名は「なまら味噌ラーメンなでしこ」と決定しかけた。
※「なまら」… 北海道の方言で「凄く」「非常に」の意。

イノウエ「でもやっぱり黄金の味噌ラーメンを継承する作品ですから「黄金」という文字は入れたいですよね」
フジサキ「あと、できれば日本を元気にする味噌ラーメンという想いを商品名に込めたいですよね…」

デコライター「日本…」「黄金…」「黄金の国ジパング!!」

日本の宝とも言うべき味噌ラーメンの元祖『札幌味噌ラーメン』への尊敬の気持ち、また昔日本が光り輝く『黄金の国ジパング』と憧憬の念で称されたことにちなみ、彼らは今作品を『黄金ノ国ノ味噌ラーメン ジパング』と命名した。
この『黄金ノ国ノ味噌ラーメン ジパング』が日本を明るく照らす、そんなラーメンになってほしいと願うマエストロとデコライターであった…。