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「紅の豚骨らあめん」(2012年10月3日発売)レポート1

本当はK-POPコラボ!?
幻となった“韓流ラーメン”!!

“博多豚骨ラーメン”との出会いから「全く新しい豚骨ラーメンをつくる」というコンセプトのもと、インパクトのある『紅のタレ』を生み出し、完成した『紅の豚骨らあめん』。実は、別の商品そして商品名、宣伝で完成一歩手前まで進行していたラーメンなのであった。それが“ある社会情勢”を受け、急遽の変更を余儀無くされ最後の最後で『紅の豚骨らあめん』に変更されたという開発秘話があった・・・。

2012年ある春の日のこと、マエストロ達は、どんな豚骨ラーメンをつくるのかミーティングをしていた…。

「インパクトのあるタレと言ったものの、良いアイデアがないな〜」

「塩糀とか、納豆味とか・・・」

全然ピンと来ないな〜女子的には何かない?お洒落豚骨とか?

「そうだ!!この前、芸能関係の友達とご飯した時ね〜」

「韓国の若者に今、日本の豚骨ラーメンて流行ってんだってさ!!最近KーPOP関係のことやってるから、その辺詳しいのよね!!」

「アンタのとこのお店で韓国風豚骨とか出したら結構人気でるかもよ!!面白いじゃん!!それって!!」

「韓流豚骨ラーメンか!!それで行ってみよう!!早速韓国料理の研究だ!!」

それから彼等の韓流豚骨ラーメン創りの日々が始まった。逃げたくなるような真夏日の作業も、憧れのK-POPアイドルを思い描くことで乗切ったマエストロもいたとか、いないとか・・・。何はともあれ日本の豚骨と韓国の味付けのハイブリッドとなる一杯を目指して男達は額に汗を流した。

そして、遂に韓流豚骨ラーメンは完成した!!

「お待たせしました〜!!」

試食の結果は・・・

「何これ!美味しいんだけど〜!!ヤバい〜!!」

「軽い気持ちで言ったのに、超本格的!!ちょっと真剣にイベントやろうよ!!」

「私が今、一押しのK-POPグループの男の子達がいるから、コラボしない!?絶対しようよ!!ポスターとかにも出てもらってさ!!」

その後、そのグループの試食とコメント、ポスター用撮影等詳細の打ち合わせが行われ、データ等のやり取りが進んでいた、八月のある日のこと、思わぬ事態へと話は急展開した!!

日韓の領土を巡るニュースが連日のように報道されたのだ。とても韓流豚骨ラーメンの発売など考えられない事態へと発展した。『一杯のラーメンを通じて笑顔と元気を提供したい』という考えでやってきたマエストロ達は、少しでも不快な思いをさせてはいけないと、『韓流豚骨ラーメン』の発売の中止を決定したのだった…。

次回開発レポート予告
封印された幻の『韓流豚骨ラーメン』独占大公開!!